指導実技試験の結果

子供のピアノレッスン

只今、ピティナ(全日本指導者協会)の指導者ライセンスを取得中です。

もっともっと指導力を磨いて質の高いレッスンを提供したい言う気持ちと、自分自身の演奏力低下に対する危機感からライセンス取得にチャレンジすることにしました。

内容は ◯演奏実技試験(初級、中級、上級)

    ◯指導実技試験(各級3回ずつ)

    ◯筆記試験(初級、中級、上級)

    ◯レポート提出(初級、中級、上級)

の、合計18回の試験に合格しなければいけないと言うなかなか大変なものです。

筆記試験は春と秋の年2回だけですが、他は年に何回か実施しているので、自分のペースで受けることが出来ます。

最短で1年半で取得可能なこのライセンスですが、中には介護やご自身の病気を経て20年かけて取得したという方もいるそうで、そうした話はライセンス取得になかなか踏み出せなかった私の背中を押してくれました。

と書きましたが、ピティナから送られてきた「受検 早見表」と言うのを見たら、2006年に上級レポート合格していることが判名💦

レポート内容は、ショパンのマズルカ に関するアンジェイ・ヤシンスキ先生(ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールの理事、審査員もされている)のセミナーを受けた時のものでした。

その時は、 指導者ライセンスのエッセイに該当するとは知らずに、

ただただヤシンスキ先生による、

幼い頃のショパンのエピソードを交えながらの、

どのようにして 民族色濃いショパンの音楽が生まれたかの話に感銘を受け、感動冷めやらぬ内にレポートを書いたことだけは覚えています。

これは レポート 上級に当たるそうで、いやはやラッキー😆🙌

と言うことで、私も17年前からライセンスに着手していたことになり😅

残りの項目を合格するのに、あとどれくらい時間がかかるのか分かりませんが、足掛け20年で全級取得となるかもしれません😅

ここまで順調に(?)進んできましたが、実は肝心な指導実技に手を付けていませんでした。

各級につき3回受けなければいけない実技指導試験。

ピティナ側が用意して下さった初対面の生徒さんに、審査員の目の前でレッスンするのはハードルが高くて💦

ヤマハの講師をしていた頃、よく他の先生から「レッスン見学させて下さい」と言われ人前でレッスン することはありましたが、審査員の前となると話は別です。

が、コロナ禍で規定が変わり、自身の生徒のレッスン動画を提出すると言うスタイルもOKとなりました。

(ただし 各級につき 1回は、試験会場にて審査員の前でピティナの用意してくれた 生徒さんへのレッスンをしなけてはなりませんが)

動画提出ならと挑戦しました。

初級指導実技、生徒は年長さんの Rちゃん。

翌日にピティナコンペティション 本選を控えているという日のレッスンでした。

曲は「ガボット」と「子猫のワルツ」。

地図やカードを見ながら曲が作られた背景を話したり、猫のように 手をしなやかに動かして「ニャーオ」と鳴き真似しながら弾いたり、いつも通りの(動画撮ってること忘れていつも通りすぎた)レッスンをしました。

これを3人の先生が審査し 点数をつけて下さいます。

動画 を提出 してからひとつき半くらいした頃ピティナから封書が届きました。

ドキドキしながら 開けてみると、、、、

今回の初級〜上級 合わせて19人の受験者の中でトップの成績で合格していました🙌

3名の先生方がみっちりと コメントを書いてくださいました。

「生徒さんとのコミュニケーションがよく取れている」

とか

「信頼関係を築けている」

とか

更には

「楽しく素晴らしい内容のレッスンに感動しました!」

などと書いて下さった先生もいらして、

あのレッスンがこんなに評価してもらえるなんてと驚きました。

R ちゃんがいつも通りリラックスして受け答えしてくれたおかげです。

Rちゃんのことも、感性豊かな生徒さんですねとお褒めの言葉が✨

実際 翌日のコンペでRちゃんは全国大会まであと一歩と言う点数での優秀賞でした✨

改善点として、手首の動きを教える時、もっとじっくり 時間をかけた方がいいと指摘されました。

それから、「先生が出す音が生徒の耳を育てます」と言うコメントに本当にそうだなあ、もっともっと、じっくり聴く耳を育てなくては!と思いました。

今回自分のレッスンを客観的に見てもらい、自分では気づかなかった 良い点 、改善点を知ることが出来、本当に勉強になりました。

これからのレッスンに生かしていきたいです!

全級合格には道のりはまだまだ長い〜😖

 

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